今日はホームステイ先のことをもう少し詳しく紹介したいと思います。
ホームステイのおうちはかなり当たりはずれがあるみたいです。
加えて、そのご家庭と生徒の相性もあるんですよね。
だから私にとって最高のホームステイ先でも別の生徒にとっては早く出たい…となる可能性もあり…
留学に来ている外国人にとって、どこに住むか問題はかなり大きいと思います。
ホームステイ以外にも、学校の寮、アパルトマンで一人暮らし、などの選択肢があります。
私は1度経験してみたかったこと、初めてのフランス生活をサポートしてくれる存在が欲しかったこともあり、ルーアンに滞在する3か月をホームステイすることにしました。
結果的にとてもよかったと思います。
もちろん一概には言えないのですが、フランス人の習慣や食文化も学べたので、その後の生活でもなんとなくこういう常識…というのが分かってコミュニケーションもとりやすくなった気がします。
私のステイ先は部屋がたくさんあるおうちで、私の他にも2人の学生と、ごはんは付かないプランで済んでいる外国人の方がいました。(食卓一緒じゃないのでたまに挨拶する程度)。
他の2人とは仲良くなってから部屋に遊びにいったりしたのですが、そちらもとっても素敵でした(^‐^)
1人は部屋の中にシャワールームまでついていてびっくり。
私が使っていたシャワールームは受け入れ家族とは別にまた客用?のがあって、そこを使っていました。
ハウスルールがあって、
・シャワーは1日1回
(お湯はタンク式?になっているので1日に使える量が決まっていて、誰かがお湯を使いすぎると出なくなってしまったりします;_;)
・洗濯は1週間に1回
(これは噂には聞いていたけど、びっくり。かなり不便でした笑 洗ってない服も着るしかない…(T_T) フランスでは水がとっても高いので洗濯の頻度は少なめです。)
・ドライヤーは22時以降/7時前は禁止
(うるさくて起きちゃうからね)
・夜ごはんは20時、それまでに食卓に集合
ちょっとあとはうろ覚えだけど、やっぱり印象的なのは洗濯かな…笑
窓から外に干したりするのも禁止で、(ハウスルールというよりフランスが外に干さないみたい)乾燥機である程度乾かした後、ランドリールームに干していました。
当時は太陽で干すのが当たり前の感覚だったので、1度最初の頃に窓の外にかけといたら、ダメよ~!と言われました。(^^;)
あ、それからもちろん室内靴生活!
これは他人の家だから慣れたけど、自分の家だったら絶対嫌だ笑
大体スリッパに履き替えて過ごしていました。
わんちゃんねこちゃんわしゃわしゃした手でバゲットちぎって、わんちゃんねこちゃん歩いたテーブルに直置きするので、すげえなと思い順応していく私…。
衛生に敏感な人だったら辛い生活かもしれないと思った。笑
割と大雑把なところがある私にはこのくらいの雑さは結構ちょうどよかったりもして、フランスの好きなところでもあります。(@_@)
ある日、学校でタイ人の女の子がもうストレスで限界!と泣き出してしまったことがあって、話を聞いたところ「ステイ先を変えたい!洗濯が週に1回しかできないしご飯も20時で遅いの!」と。
うーん、一緒の条件…
それがフランス人の生活スタイルならステイ先を変えたところで一緒だと思う…とは言わず、彼女は弱っているところだったので、せっかくフランスにいるんだから楽しいことしようと言ってチョコレート屋さんでチョコを食べて(レオニダスが大好き!)服を見に行きました。
その後彼女は1人暮らしのアパルトマンに切り替えたそう。
また、日本人の男の子の友達は嫌いな料理ばっかりでるから辛いけど家族はいい人達だから我慢する…とかも言ってた。笑
Boudin noir(ブーダン・ノワール)という豚肉の血と、豚ののど、豚の脂とスパイスをもとに作られる、真っ黒な見た目のでっかいソーセージみたいなのがあって、辛いけど全部食べたら好きだと勘違いされたらしく、それから連日出てくる…と死んだ目で話しててめちゃくちゃ笑った思い出。私は白いブーダンしか食べたことないのですごく食べてみたい…!
異文化を楽しめるタイプの人にとっては面白い経験かもしれないけど、自分のスタイルを確立しててストレスフリーで過ごしたい人には窮屈だろうなという感想。
あと3か月もちょうどいい期間だったなと思います。
他人と暮らすのって大変だから、ましてや育った文化も違うとなるともっと大変。
3か月以上ステイするとどんな相手でも嫌なところもきっと見えてくるので、十分堪能したけど寂しい…くらいの気持ちで出発できる3か月がホームステイにはベストだなと思いました。
次回はホームステイ先のご飯を紹介したいと思います。
フランス家庭料理、いつもご飯の時間が楽しみだった良い思い出!(^‐^)
A bientôt ! (ア ビアント またね!)